お知らせ

 

組織内会計士研修会
『デザイン経営を学ぶ』
開催のご案内
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主催:日本公認会計士協会
組織内会計士協議会

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 日本公認会計士協会・組織内会計士協議会では、組織内会計士の資質の維持及び向上を図るとともに、組織内会計士の組織化を推進し会員及び準会員の活動領域の拡充及び人材の流動化を促進することを目的として、組織内会計士に関する研修会等を実施しています。

 2018年5月、経済産業省と特許庁は、「産業競争力とデザインを考える研究会」の報告書として「デザイン経営」宣言を公表し、それに続いて2019年に意匠法の改正を実施して以来、「デザイン経営」というキーワードがちょっとした流行になっている。筆者はその法改正とキーワード提唱の中心人物の一人である。本研修会では、「デザイン経営」なるものが、日本のものづくりにどのように影響があるのかを、様々な角度から説明する。
 「デザイン経営」宣言の中で主張されているのは、企業組織内外のデザイナーが、もともとの狭義な職能を超えて、企業経営の中枢の意思決定に参画する経営スタイルである。日本の多くの企業では、このような「デザイン経営」は、正直言ってまだまだ荒唐無稽と思われている。しかし、米国アップル社や英国ダイソン社では、実際に経営意思決定の中枢にデザイナーが参画し、大きな成果を出してきているという事実がある。日本企業でもマツダの前田育男常務取締役によるマツダブランドの根本的な改革、あるいは良品計画(無印良品)における深沢直人氏や原研哉氏の経営参画など、経営の中枢に参画するデザイナー出身者が少しずつ現れてきている。これらの先行的な事例を出発点にして、日本でも「デザイン経営」が今後少しずつ拡大していくのではないかと考えられている。また意匠法改正による知財戦略の変化にも着目していくことが重要である。

 

<研修会概要>

 

  

以 上